日本とアメリカの歯医者を比較してみた。

   

ライセンス(免許)の更新について

アメリカ

歯科医師免許は州によって発行され、

更新の頻度は州によって違います。

カリフォルニア州は2年に1回

ワシントン州は1年に1回

テキサス州も1年に1回

アリゾナ州は3年に1回

ニューヨーク州も3年に1回などなど。

そして、例えばカリフォルニア州の場合、

2年ごとの更新時には、

50時間以上の研修を受ける義務があったり、

BLSといって1次救命処置の資格も、

別に更新しなくてはならなかったりします。

 

日本

現在、日本の歯科医師免許に更新期限はありません。

医道審議会で、歯科医業停止・免許取消

と決定されない限り、生涯にわたって有効です。

すごい差だと思いません?

日本も見習うべきですよね。

いい方を変えれば、歯医者になってしまえば、

あとはぜんぜん勉強しなくても、

一回も研修を受けなくても、

歯医者をやっていられるわけですから。

 

 

 

 

保険制度について

アメリカ

アメリカは保険がない、って思ってる人が多いですが、

アメリカにも保険はあります。

日本でいう社保と国保も存在していますが、

それは州が発行している低所得者用となっています。

低所得者でない場合は、

会社(雇用主)の福利厚生の一部として、

会社(雇用主)が契約している保険会社の保険に

加入することになっています。

その中から社員は様々なプランを選択できます。

プランは掛け金によって異なっていて、

当然、高い掛け金の方が、

保険会社から支払われる金額は多くなります。

 

日本

皆さんご存知の

社会保険(社保)と、国民健康保険(国保)があり、

所得によって保険料に若干の差はありますが、

支払われる金額、負担割合は全国一律です。

 

 

 

治療費

アメリカ

歯医者が自由に決めれます。

場所や地域、歯医者の腕のレベル、経験、

技工士のレベルによって、

同じ治療でも料金は違います。

アメリカの歯科大学では歯学部生が治療をするので、

当然、治療費用も低くなります。

歯学部内の専門医や大学院生の治療を希望すれば、

当然、治療費は髙くなります。

また、教授や准教授や講師レベルに治療を希望すれば、

開業医よりも高くなる場合があります。

質の高い、いい治療を受けたければ、

それなりに治療費も上がるということになっています。

あたりまえといえば、あたりまえですよね。

 

日本

どんなレベルの歯医者が治療しても、

5分でササッとすませても、

1時間かけて、ていねいに治療しても、

治療費は日本全国すべて同じです。

 

 

 

歯科医師の地位

アメリカ

1位 歯科矯正医

2位 歯科医師

3位 コンピューターシステムアナリスト

4位 麻酔科の看護師

5位 内科のアシスタント

『U.S News & World Report』2016より

 

 

日本

いろんなサイトを見てみましたが、

どれも歯医者はランク外でした…。

 

 

 

 

この比較を見てみても、

日本でいい歯医者を探すのは、

至難のわざと言えると思います。

 

読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 - 社会