院長理念

 

 

 

もし、歯科医師である私が、患者として診てもらうなら…

 

まず、痛くしないでほしいです。

あらかじめ納得できる説明をしてほしい。

治療はていねいに時間をかけて診てほしい。

長くもつように、しっかりと治してほしい。

治療後のメンテナンスも一生お願いしたい。

 

そう願います。

 

 

自分がしてもらいたいことを、他の人にもする。

 

これが、私の理念です。

 

同時に、私が研修したフロリダ州マイアミにある

The Pankey Institute の生みの親、Dr. L.D.Pankey の教えでもあります。

写真は、私が自由診療を研修したフロリダ州マイアミにある The Pankey Instituteです。

 

 

 

エクセプショナルデンティストリー研究会のメンバーと、

The Pankey Instituteで研修しました。一番右端の手前が私です。

 

 

 

 

ここからは、私の想いです。

長文になりますので、お時間のある時に、

ごゆっくり目を通していただけましたら幸いです。

 

 

 

 

まず、痛くしないでほしいです。

痛くしないためには麻酔が必要です。

しかし、痛くしないための麻酔が痛くては意味がありません。

吉田歯科では麻酔をする前に、麻酔の針を刺す前に、

麻酔薬のしみこんだシールを歯ぐきに貼ります。

時間をかけてゆっくりと優しくていねいに麻酔をするので、

麻酔中も、もちろん治療中も、痛みを感じることはありません。

どうぞご安心ください。

 

 

 

あらかじめ、十分に納得できる説明をしてほしい。

虫歯も歯周病も、細菌の感染症であり、

生活習慣と深く関係しています。

さらに咬み合わせとも関連しています。

詳しくはコチラ↓をご覧ください。

歯が悪くなる2つの原因

ですから治療に取り掛かる前に、

あなたのお口の健康状態が、

なぜ今のようになってしまったのか、

このまま放置するとどうなるのか、

これからどうしたらいいのか、

歯医者として私がどのようにお手伝いができるのか、

しっかりと十分な時間をかけてご説明いたします。

今まで、あなたが行ってきた『治療』とよばれる、

歯を削って詰める、かぶせるという行為は、

実は悪くなった一部の『修理』にすぎません。

本当の意味での『治療』を行うには、悪くなった原因を

あなたご自身で知っていただく必要がございます。

もちろん、技術や材料・方法も大切です。

その選択肢、メリット、デメリット、リスク、

治療の過程や結果など、毎回ていねいにご説明いたします。

 

 

 

ていねいに、時間をかけて診てほしい。

歯科では治療の品質と、治療にかける時間は比例します。

細心の注意を払い、ていねいに治療を進めるためには、

充分すぎるほどの時間が必要です。

細かな作業の積み重ねた集大成によって、

卓越した治療の成果が生まれます。

短い時間でサッサと治療して、

良い治療ができるわけがありません。

また、複数の治療台にいる患者さんを掛け持ちで治療して、

あなたのことに集中できるわけがありません。

私は、常にお一人だけに集中して、

充分な時間をかけて、ていねいに治療しています。

 

 

 

ずっと長くもつようにしてほしい。

多くのクリニックが保証期間を設けています。

患者さんには一見、良心的なイメージでしょう。

しかし原因を調べず、ただ単に修理し、

単に歯を削ってかぶせたモノを保証しても、

保証が切れればさらに悪化します。

これは医療をモノ売りと同じように考えている歯医者のすることです。

 

病気になった原因を放置して、

壊れたところを修理し、

モノ売りの発想で保証する、

 

このような考えは全くナンセンスだと思います。

 

風邪が治ったらお医者さんから、

『保証期間は○○年です』と、言われますか?

外科手術の後に、麻酔から覚めたら、お医者さんから、

『保証期間は○○年です』と言われますか?

 

これは本来なら保証というよりも、むしろ倫理の問題です。

 

良い健康状態で長期にわたり快適にお過ごしいただくために、

治療に際しては全力を尽くしますが、

患者さんも健康の維持・増進のために、

毎日の生活習慣を良好に保つ努力をしていただく必要があります。

そのサポートやアドバイスをすることこそ、私の責務だと考えています。

 

 

 

治療後のメンテナンスも一生お願いしたい。

もちろんです!

私は一度ご縁のあった患者さんとは、

生涯おつきあいするつもりで拝見しております。

私が診た患者さんには、実際にそのようにお伝えしています。

毎日良い生活習慣を心がけ、

お口のケアに気を配っていても、

長い人生では、様々なトラブルがおこり得るものです。

定期的なメンテナンスで、初期のうちに変化をとらえ、

再治療を防ぐことも、私の責務だと思っています。

 

 

 

以上、このような医療を提供するために

平成28年から”自由診療” の専門クリニックに変更いたしました。

 

 

 

では、なぜ ”自由診療” なのでしょう?

日本の保険制度では、全ての国民が健康保険に加入しています。

重病や大けがでも、比較的安価で、

誰もが治療を受けることができる、

世界に誇れる素晴らしい制度です。

しかし歯科医療に限って言えば、

治療の技術と経験・品質・丁寧さ・かかった時間や成果にかかわらず、

歯科医師への診療報酬は一律に同額で、誰が治療しようが、

どんなに時間をかけ高度な技術でていねいに治療しようが、

支払われる診療報酬は同じ、という制度なのです。

 

わかりやすく言えば、

イチロー選手がメジャーリーグでホームランを打っても、

日本の野球選手がプロ野球でホームランを打っても、

子供が公園でホームランを打っても、

同じ1点なので、全員、同じ給料ですよ、

というような制度なのです。

 

大学教授が診ても、卒業直後の研修医が診ても同じ金額です。

しかもアメリカの約10分の1という安さです。

卓越した技術や経験、習熟するまでの時間・努力・経費など、

保険の診療報酬には全く関係ありません。

誰が診ても、決められた順序で治療を行うことが要求され、

全国一律、同じ金額です。

このような制度のもとでは、ゆっくりと患者さんの話を聞き、

最新の知識と高度な治療テクニックを使って、

その患者のためにあらゆる治療を時間をかけて全力を尽くす、

ということは不可能です。

また、日本の歯科医学教育では、どのように予防すればいいか、

それを患者さんにわかりやすく説明することなど、教わりません。

かみ合わせの重要性も教わりません。

教えているのは、現在の病気の状態を診断することや、

削り方やかぶせ方が、ほとんどです。

ですから、当然、患者さんに予防方法を説明したり、

かみあわせの細かい治療を行う内容などは、

保険治療には存在しません。

患者さんにていねいに予防法を説明したり、

かみ合わせの治療を一生懸命行っても、無収入です。

無収入でも、ボランティアで頑張る先生も、

中にはいらっしゃるのかもしれませんが、

私は、一度も出会ったことはありません。

これでは、予防方法を説明しながら、

ていねいにに時間をかけて治療するよりも、

手早く決められた手順で、たくさんの人数を診るしかなく、

かぶせ物や詰め物を『白い歯』にしたほうがいいですよ、

と、ススめる歯科医院が増えるのは当然です。

 

 

自由診療は、“きれいな白い歯” ではありません。

自由診療とは、プロフェショナルな知識と経験による、

高度で繊細な『技術』と『時間』そのもの、なのです。

しかし、どのような治療をしても、

極めて低い全国一律共通価格だとしたら、

病院の経営をしていくためには、

時間、技術、材料を削るしかありません。

 

大学を卒業してからもお金をかけて勉強し、

技術を磨いて何年も経験を積み、

ていねいに、たくさんの時間をかけて、

最高品質の治療をすればする程、

大きな赤字になってしまいます。

 

しかしながら、一方で、

保険で安く治療する歯医者ほど良心的だと思われがちです。

このような現状をハッキリと患者さんに伝えられず、

本当に患者さんにとって最善の治療をしようとする、

勉強熱心で良心的な歯医者ほど、悩んでいます。

そういう歯科医師は、良心的な顔をつくりながら、

本心とは異なる処置を毎日毎日繰り返すわけですから。

 

 

安く誰でも処置が受けられるという点では、

決して保険が全て悪い、とは言いません。

それなりの意味はあります。

しかしながら医療にとって最も大切なこと、

最も優先すべきこと、

それは、患者さんの健康と利益を、

第一に考えることのはずです。

 

そのために、最新の知識と経験、

また技術と機材を充分に検討して、

患者さんにご説明し、最高品質の治療を

誠実に実行することだと私は考えます。

 

逆の立場だったら、私はそうされたいし、

私の家族や両親にもそうして欲しい。

 

しかし、残念ながら現在の保険制度のもとでは、

それを実行しようにも現実的でないことは、

歯科医師なら誰もが理解しているはずです。

 

 

ですから吉田歯科医院が保険を扱わない理由は、

決して白い歯を売りたいからでも、

高額な治療機器を使うからでもありません。

目の前にいらっしゃる患者さんを、

自らのことと同様に考えて拝見する、

 

すなわち、私の理念である、

 

自分がしてもらいたいことを、他の人にもする。

 

それを誠実に実行するためには、

どうしても自由診療でなければなりません。

 

 

自分がしてもらいたいことを、他の人にしてあげなさい。

 

これは、私が研修したフロリダ州マイアミにある

The Pankey Institute の生みの親、Dr. L.D.Pankey の教えでもあります。

 

みなさまに、健康であることの喜び、

何でも美味しく食べられる幸せ、を感じていただき、

大きな笑顔で自信を持って生活していただけることを、

私は何よりも願っています。

 

 

 

吉田幸司

 

 

 

 

 

 

 

 

公開日:
最終更新日:2018/12/13