とにかく歯医者が信用できない! 歯科恐怖症の人について。
2018/11/30
『どこに行ってもよくならない!』
いろんな歯医者で、いろんな治療を受け、
怖い思い、嫌な思い、つらい思いをいっぱいして、
おまけにいろんな嫌な事を言われて、
最後は心療内科を紹介されて、
精神安定剤まで飲んでる人ような方が、
吉田歯科には、たまにお見えになります。
こういった方々は、
歯医者は信用できないけど、
なんとかしてほしくて
しかたなく、あちこちの歯医者に行きます。
先生によって、言うことがぜんぜん違ったり、
家族や知人からも色々と言われ、
今まで以上に余計に不安や心配になり、
痛みと、その思いが一体化してしまいます。
ずっとスッキリしないので、いつも悪いふうに考え込みます。
その考え込みが、痛みを増強させたり、さらに
悪くないところまで悪いと思い込むことにつながります。
うまくかめないので、食べることまでイヤになり、
それで、余計に体調まで悪くなります。
まさに負の連鎖で、悪循環そのものです。
患者さんからすれば、なおして欲しいけど信頼できない。
歯医者からすれば、信頼してもらえない。
こんな思いを経験していない人からすれば、
たかが歯の治療に、信頼関係なんているの?
はやく痛みをなくしてあげればいいのでは?
そう思われることでしょう。
でも残念ながら、ネガティブな感情が、
歯の痛みや、かみ合わせの異常と関わっていれば、
なかなかうまくいきません。
患者さんと歯医者の信頼関係は、何よりも大切です。
しかし、そんな患者さんは、
今までさんざんな目にあってきているので、
いきなり歯医者を信頼できるわけもありません。
そんな方々の歯科恐怖症は、もしかしたら、
歯医者によって作られたのかもしれません。
歯医者側も、信頼してもらえるように、
もっと努力する必要があるのではないかと思います。
歯をなおす事だけを考えても、
お薬だけに頼っても、
なかなかうまくはいきません。
もっともっと患者さんの話を聴くように、全力をつくします。
今日はここまで。