自分でできる、かみ合わせの検査法を教えます!

      2018/12/01

かみ合わせテスト

上の歯と下の歯が接触している状態のことを、

『かみ合わせ』と呼び、

食べ物のかみやすさや、

あご関節や、首や頭の筋肉のバランスと、

とても深く関わっています。

かみ合わせテスト

歯の治療をたくさん受けて、

歯にかぶせものや詰め物をしている人、

硬い物をよく食べている人、

かむ力が強い人は、

『かみ合わせ』が、変化している事が多く、

知らない間に、気がつかない間に、

おかしなかみあわせになっていることがあります。

今日は、誰でもできる簡単な、

『かみ合わせ』の検査方法をお教えしますので、

一度、自分でチェックしてみてください。

 

 

手順1

まず、お口の周りの筋肉をほぐします。

お口の周りのストレッチをします。

といっても、わざとおおきな

『あくび』を5回ほどするだけ。

1秒くらいやればOKです。

こんな感じで。

かみあわせのテスト

 

 

次に、口を前に強く、『アィーン』と。

これも5回ほどやって下さい。

これも1秒もやればOKです。

かみあわせテスト

 

注意!

この時、顎が痛い、と感じたら、中止して、

なるべくはやく歯医者に相談しましょう。

 

 

 

手順2

限りなく力を抜いた状態でかんだ時に、

かみ合う状態を調べたいので、

強くギューっとかみしめると、

どこがどうなっているのか、わかりません。

ですので、少し、

『ニヤっと』ほほえんだ状態で、

できるだけ速く、

できるだけ弱く、

でいるだけ小さく、

カチャカチャカチャカチャ、っと

速くかんだ時の咬み合わせた状態を

あなた自身で体感してみてください。

かみ合わせテスト

どうですか?

上の歯と下の歯は、均等に接触していますか?

どこか一部分だけが、先に接触しますか? 

もし、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

その位置からゆっくりかみ込むと、

ズルッとずれてからすべての歯が接触しませんか?

もし、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

一度、歯医者でみてもらうことをオススメします。

 

 

 

手順3

こんどは、上と下の唇を閉じて、

ほっぺたに空気を入れて、

ふくらませてください。(フグみたいに)

そのまま10秒ぐらいして空気を抜いたら、

上の歯と下の歯をカチカチと軽くやってみて下さい。 

上の歯と下の歯は、均等に接触していますか?

どこか一部分だけが、先に接触しますか? 

もし、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

その位置からゆっくりかみ込むと、

ズルッとずれてからすべての歯が接触しませんか?

 

 

わかりにくければ、

フグのようにほっぺをふくらませたまま、

空気を抜かずに、

なるべく速く、弱く、小さく、

上の歯と下の歯をカチカチと軽くやってみて下さい。

かみ合わせテスト 

上の歯と下の歯は、均等に接触していますか?

どこか一部分だけが、先に接触しますか? 

もし、どこか一部分だけが、先に接触する場合、

その位置からゆっくりかみ込むと、

ズルッとずれてから、すべての歯が接触しませんか?

この場合も、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

一度、歯医者でみてもらうことをオススメします。

 

 

手順4

 天井を見上げるようにして、

首を大きく後ろに倒して上を向いて下さい。

かみ合わせテスト

そして、そのままの状態で、

手順2と3とおなじように、

上の歯と下の歯をカチカチと軽くやってみて下さい。 

上の歯と下の歯は、均等に接触していますか?

どこか一部分だけが、先に接触しますか? 

この場合も、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

一度、歯医者でみてもらうことをオススメします。

 

もし、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

その位置からゆっくりかみ込むと、

ズルッとずれてから、すべての歯が接触しませんか?

また、反対に、下を向いた状態で、

ご飯を食べるようにすると、

奥歯より前歯がしっかり接触しますか ?

 

 

手順5

それでは、今度は、まっすぐに正面を向いて、

ニコッとしないで、口と顔の力を抜いた状態で、

限りなく無表情の状態の顔のまま、

上と下の唇を付けて、

まだ上の歯と下の歯は接触させずに、

一息ついてから、ゆっくりと軽く、

上の歯と下の歯が触るように、

歯を合わせてみて下さい。

かみ合わせテスト

上の歯と下の歯は、均等に接触していますか?

どこか一部分だけが、先に接触しますか? 

もし、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

その位置からゆっくりかみ込むと、

ズルッとずれてからすべての歯が接触しませんか?

この場合も、どこか一部分だけが、先に接触するなら、

一度、歯医者でみてもらうことをオススメします。

 

 

 

手順6

あごを、前後、左右に、

上の歯と下の歯をすり合わせるように、

アゴを自由に動かしてみてください。

なめらかに動く感覚がありますか?

引っかかる感覚はありませんか?

引っかかる感覚があるなら、

一度、歯医者でみてもらうことをオススメします。

 

あごを前にずらすと、前の歯だけが接触して、

奥歯は離れますか?くっついていませんか?

もし、奥歯が接触しているなら、

一度、歯医者にみてもらいましょう。

 

 

あごを右に少しずらししたときに、

左の奥歯の感覚をみて下さい。

左の奥歯は離れていますか?

もし、左の奥歯が接触しているのなら、

一度、歯医者にみてもらいましょう。

 

反対に、あごを左に少しずらししたときは、

右の奥歯の感覚をみて下さい。

右の奥歯は離れていますか?

この場合も、右の奥歯が接触しているのなら、

一度、歯医者にみてもらいましょう。

 

 

 

 

もし、おかしいな、と思ったら

少しわかりにくいかもしれませんが、

どうでしたか?

あなたは大丈夫でしたか?

 

 

顎の動かし方によって、

接触するべき歯と、

接触するべきではない歯、

があるのです。

 

私たちは、毎日毎日、歯を使っています。

そして、歯の使い方、かみかたは、

みんなそれぞれ違います。

硬い物が好きな人、やわらかい物が好きな人、

歯そのものが硬い人、やわらかい人、

力強くかむ人、あまり力の入らない人、

ゆっくりかむ人、高速でかむ人、

ひとそれぞれです。

もしかすると、

知らない間に、気がつかない間に、

あなたのお口の中に、

接触するべきではない歯が、

できてしまっているかもしれません。

 

そうなると、その歯はだんだん壊れます。

虫歯でもないのに、

急に歯が痛くなるかもしれません。

歯周病でもないのに、

急に歯が動き出すかもしれません。

普通にかんでいるのに、

いきなり歯が割れるかもしれません。

 

また、ひどい頭痛や、肩こりに、

悩まされるかもしれません。

 

心配な方は、一度、歯医者でみてもらいましょう。

 

 

 

今日はここまで。

 

 

 

 

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