頭痛がひどい、あごがだるい、ベロに血マメができる、肩こりがひどい。もしかして、それ、あなたのくせが関係しているかもしれませんよ。
みなさんは、普段お口を閉じている時、
上の歯と下の歯は、どうなっていますか?
くっついていますか?
それとも離れていますか?
どっちがいいのでしょうか?
ふつう何もしていない時は、
上の歯と下の歯は触れ合っていません。
唇を閉じていても上の歯と下の歯は、離れているものです。
食べてる時、飲み込む時、会話をする時にだけ、
上の歯と下の歯が触れ合うのが、ふつうなのです。
どちらが落ち着きますか?
1.唇を閉じ、上の歯と下の歯を、そっとかみあわせる。
2.唇は閉じ、上の歯と下の歯を、そっと離す。
どちらが落ち着きますか?
もし1の方が落ち着く方は、
普段から無意識のうちに、上の歯と下の歯を、
触れ合わせているかもしれません。
場合によっては、ギュッとかんでいるのかもしれません。
上下の歯を無意識に触れさせるくせを、TCHと言います。
決して、食いしばったり、
かみしめたりはしてないけれど、
上の歯と下の歯がいつも触れ合っているのを、
TCH(Tooth Contacting Habit:上下歯列接触癖)
と呼び、これは一つのクセなのです。
このTCHがあると、お口だけではなく、
頭や首や耳や目などにも影響が出てくることがあります。
なにげなく、軽くかんでしまう
頑張り屋さんは、要注意です。
こんな悩みや、症状はありませんか?
1.歯がすり減ってたり、かけている。
2.銀歯や差し歯がとれやすい。
3.歯が揺れる、歯周病が治らない。
4.あごがカクッとなったり、痛い時がある。
5.すぐにあごがだるくなるので、食事がめんどくさい。
6.あっちこっちの歯がしみる。
7.食事していないのに、入れ歯がこすれて痛む。
8.いつも肩や首がこっていて、頭痛もひどい。
9.こめかみや、後頭部が痛い。
10.耳鳴りがしたり、フラフラする時がある。
11.ベロに大きな血マメができる。
12.ベロの先がヒリヒリして痛い。
13.目玉が飛び出そうなくらい、目の奥が痛い。
14.顔の半分がピリピリと痛い。
などなど。
コレ、みんな吉田歯科の患者さんから聞いたことです。
こわいですね。
リラックスして、とは言うけれど…
上の歯と下の歯を触れ合わせるクセが
あるとわかったからといって、
「やばい!このクセをなおそう!」
「気をつけなくちゃ!」
と、無理に意識しすぎると、
かえって力が入りすぎて疲れてしまします。
まずは、ふと思い出した時に、リラックスして、
歯と歯を離してみるようにして下さい。
集中してたら、どうしようもないんです!という方は、
そんな人は、原始的な方法でいきましょう!
・歯と歯を離す。
・力を抜く
・リラックス
など、と書いた付せんやメモを、
部屋中のあちこちに貼って下さい。
好きなシールを貼るのもいいです。
机の上や、パソコン画面、テレビ、
車のハンドル、ミシン、裁縫セット、
台所、トイレ、階段、冷蔵庫、
玄関、とびら、ドア、
などにもペタペタ貼ってください。
目にしやすい場所に貼るといいみたいです。
そして、気づいたら、ため息をつくように息を吐いて
顔やあご、肩や首の力を抜きましょう。
メモを見て力を抜く、これを繰り返すことで、
歯が触れ合っていることから解放され、
様々なお口の悩みが解消される患者さんを、
これまで何人も見てきました。
あなたも一度試してみてください。
上の歯と下の歯の間には、
常にスペースを開けておいて下さいね。
食べてる時や飲み込む時以外は、
歯と歯を離しておいて下さいね。
読んでいただきありがとうございました!