歯が痛いし、頭も首も顔も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

      2018/12/04

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

あなたは、普段お口を閉じている時、

上の歯と下の歯はどうなっていますか?

触れ合っていますか?それとも離れていますか?

いま一度、ためしに軽くお口を閉じてみてください。

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

 

 

 

どちらが落ち着きますか?

 

どちらがって?

ふつうはくっつけているでしょ。

 

いやいや、それではまずいんですよ。

本来、私たちの歯は、何もしていない時は、

上の歯と下の歯は触れ合っていません。

くっついていません。

唇を閉じたら、口の中では、

上の歯と下の歯は軽く離れているものなんです。

紙きれ1枚分、または髪の毛1本分くらいから、

ベロ(舌)の厚み分くらいの人まで、

上の歯と下の歯の間には、必ずすきまがあります。

 

 

 

 

上の歯と下の歯を無意識に接触させているクセ

 

食いしばったり、かみしめてはいなくても、

上の歯と下の歯と歯がいつも触れ合うのは一つのクセです。

これをTCH(Tooth Contacting Habit:上下歯列接触癖)と呼びます。

TCHがあるとお口の健康に様々なトラブルが出てきます。

※力を入れてかんでいる場合は要注意!

 

コチラも参考にしてください

よくかめば歯が強くなる、と思っているあなたへ

 

 

 

くっついていると、どうなるの?

 

歯がすり減る、かける、割れる、折れる

弱くても常に力がかかっていると、

歯の表面にヒビが入り、細かくかけてきます。

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

20代でもよく見受けられます。

歯がしみたり、虫歯になるかもしれません。

 

そのままにしておくと、やがて大きく割れたりします。

40代からよく見受けられます。

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

さらに進むと、折れてしまい、

歯を抜かないといけなくなります。

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

50代以降に見受けられます。

 

 

歯をみがいても、歯周病のように歯がゆれてくる

歯ぐきから出血したり、歯がグラグラしてくるので、

歯周病の治療を行っても、いっこうに良くなりません。

さらに…ごく弱い力で

無意識のうちに歯をずっと押していると、

さらには歯が揺れだして、

ついには歯が抜けてしまいます。

さらに…ごく弱い力で無意識のうちに上の歯と下の歯を単にくっつけていたり、歯をずっと押していると、さらには歯が揺れだして、ついには歯が抜けてしまいます。

 

 

 

 

頭が痛む、あごや首や肩がこる、耳や眼の奥も痛む

 

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

この写真のように、かむと顔のあらゆる筋肉が伸び縮みします。

あご、頭、耳の周り、首、肩、眼の周り、

いろいろな筋肉が使われっぱなしになり、

痛みとして感じるようになってしまうのです。

 

手のひらを優しく、じゃんけんの『グー』のように

24時間ずーーーーーっとやさしく握っていると、

前腕がパンパンになる気がしませんか?

 

携帯電話を落とさないように、24時間

ずーーーーーーっと持っていたら、

前腕がパンパンになる気がしませんか?

頭が痛い、あごが痛い、ほっぺも歯も痛い、それは、あなたのクセが関係しているかもしれません。

 

肩がこるから、奥歯が痛くなるのではありません。

肩こりで虫歯ができるのではありません。

歯が痛むくらい上の歯と下の歯をくっつけている動作が、

あなたの肩や首をこらし、頭痛を引き起こしているのです。

 

 

 

こんな人は注意しましょう

1.歯がすり減ってたり、かけている

2.詰め物や被せものがよくとれる

3.歯がしみるようになった(知覚過敏)

4.歯みがきしているのに歯がゆれる、歯周病が良くならない

5.あごが痛い(顎関節症)

6.肩や首がいつもこっている

8.頭痛がひどく、こめかみが痛い

9.食べていないのに、入れ歯が痛い

10.右と左で、かみやすい方と、かみにくい方がある

 

 

どうすればいいの?

 

つねに『歯がくっついていないかな』

と、意識をすることです。

最初のうちは、気がつけばくっつけている、

という状況が続きますが、それでもかまいません。

知らないでずーーーーーっと、くっつけているよりも、

ぜんぜんマシですから。

パソコン、編み物、読書、ビデオ、テレビ、

ゲーム、エクササイズ、etc…

人間は集中すると、歯と歯がくっつきます。

目にとまるところ、部屋のあちこちに、

目立つシールでも貼っておいて、それを見るたびに、

歯と歯をはなす習慣をつけるといいかもしれません。

 

コチラの記事も参考にしてください

よくかめば歯が強くなる、と思っているあなたへ

 

それと、もう一つ。

ひとくちで30回かみましょう、って

よく言われますね。

 

 

やわらかく弱い力でゆっくり30回かむのと、

ゴリゴリかみしめながら強い力で30回かむのは、

全く違います。

 

 

どちらがいいかは、もうお分かりですね。

テレビや雑誌では、そこまで教えてくれません。

ボケ防止のために、小顔効果のために、

30回でも何回でも、かんでかまいません。

 

しかし、

 

絶対に、弱く、優しくかんでください。

決して、歯が、きしむような強い力ではかまないでください。

 

 

今までのクセや習慣を変えるのは大変だと思いますが、

とにかくリラックスをこころがけましょう。

 

 

今日はここまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 - かむということ