歯医者での治療に対する患者さんの考え。

      2017/04/24

歯科治療に対する患者さんの考え。

多くの患者さんの共通点。

 

私は歯医者になって20数年、

これまで多くの患者さんと接してきて思うことがあります。

それはほとんどの患者さんに共通する2つの考え方です。

 

 

1つ目 「治療を受けるのは仕方がないこと」だと思っていることです。

・虫歯になるのはしょうがない

・歯がグラグラしてくるのはしょうがない

・年をとれば歯が無くなるのはしょうがない

・歯ぐきが下がるのはしょうがない

・はみがきで血が出るのはしょうがない

・いつか総入れ歯になるのはしょうがない

などなど…。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

 

 

2つ目 「治療をしてもらえば、もう大丈夫」だと思っていることです。

・神経を取ったからもう痛くならない

・小さいうちに虫歯を治せば大丈夫

・歯石さえとっておけば大丈夫

・いい歯をかぶせたからもう大丈夫

・定期健診さえ行ってれば大丈夫

・うまい歯医者にやってもらえば大丈夫

・お金をたくさん払えば大丈夫

などなど…。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

 

僕からすれば、歯の神経を抜く、などというのは、

内臓の手術と同じレベルです。

治療がすんで、『また何かあったら来てください』

では遅いんです!

 

でも、その考え方はまちがっています。

 

1つ目 「治療を受けるのはしかたがない?」

 

そんなことはありません。年を取れば、

どんなものでも、たしかに古くなはなります。

よごれたり、形も変わってきます。

しかし、きちんと扱ってきちんんと手入れすれば、

破損させない限り、長持ちします。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

それと同じで、年をとるから虫歯になったり、

歯周病になったりはしません。

虫歯になるには理由があります。

高齢でも虫歯が1本もない方々はたくさんおられます。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

歯がグラついてくるのも理由があります。

20代でも歯がグラグラしている人もいれば、

高齢者でも何でも食べれるしっかりした歯を維持されています。

年をとっても歯はなくなりません。

まだ若いのに歯をたくさん失っている方々もおられますし、

高齢者でもいい歯の方々はたくさんおらます。

高齢になっても歯ぐきから血は出ません。

高齢者だけが総入れ歯になるわけではありません。

30代でも総入れ歯の方々はおられます。

歯が悪くなる、お口の中が悪くなるのには、

必ず  原因 があります。

また、人間の歯はひとりひとり、ぜんぜんちがいます。

歯のならびかた、かみかた、位置、

だえきの質や量、年齢、歯の硬さ、

かむ力の強さ、食べてる物の量や質、

ほんとうにいろいろです。

 

 

 

2つ目「治療をしてもらえば、大丈夫?」

 

そう思うのもわかる気がするんですが、

よく考えれば、そんなはずはありません。

ちょっと考えてみてください。

歯に限らず、どんなものでも、

新品で修理をしていないものがいいに決まってます。

新車と

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

 

事故に合って、

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

ピカピカに修理した車、

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

同じ車ならどっちに乗りたいですか?

 

新築ワンルームと、築10年でリフォームかけたワンルーム、

同じ間取りで同じ値段で隣に建っていたら、

どっちに住みたいですか?

 

内臓を手術したからといって、さらに元気になりますか?

 

よく考えてみれば、当然ですよね。

 

しかし、患者さんが、

 

年を取ればだんだん悪くなる

治療をすればとりあえず終わり

 

と、思うのも無理はありません。

 

 

患者さんにそう思わせてしまっている歯医者が悪いんです。

なんで悪くなったのか?を考えずに、治療して、

患者さんに悪くなった原因をきちんと説明していないんです。

そして治療が終わっても、その後のお手入れや扱い方について、

患者さんにきちんと説明していないんです。

この前まで僕もそうでした。

 

自宅の前をダンプがひっきりなしに通るため、

道路がガタガタになりました。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

その道路を舗装しなおしても、

同じようにダンプがひっきりなしに通れば、

また道路がガタガタになります。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

そこで、一般の車だけ、自宅前の通行を許可して、

ダンプはバイパスに迂回させたりするのが、

本当の治療だと思うんです。

歯医者での治療に対する患者さんの考え。

 

じゃあ、何で原因を詳しく調べて患者さんに教えてあげないの?

何で手入れの仕方や扱い方を教えてあげないの?

何ででしょう…。

この部分をマスコミやメディアが、正当に報道していただければ、

保険制度の残念なところが、国民にも見えてくるはずなんですけどね。

 

 

皆さまのお口の中がいつまでも健康でありますように。

読んでくださってありがとうございます!

 

 

 

 

 

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